2月にはいってから大雪が降るなんてまったく予想してなかったので、先日は大変驚きました。東北出身ですが東北の中でも比較的雪が少ない仙台だったこともあり(そして関東に来てから20年以上経つので)雪に対する意識が低いようです。なんせ自分の今冬のアウター、数年前に買ってもらった薄いダウンと、裏起毛になってるパーカーしかないんですよ(笑)もし仕事で外出の予定があったら詰んでいたな。次の冬にはちゃんとした冬コート(仕事にも着られるようなやつ)を新調しようと思いました。

でもびっくりなのは中学生。昨年春、制服を作る時に、契約したとことは違うメーカーでわざわざPコートを注文したんですよ。ちゃんと案内もされていたからね。制服にあうお上品な紺色のPコート。昨年秋に隣町の店舗まで受け取りに行き、あ〜これで冬も大丈夫ね、間に合った〜と思ったんですよ。ところがふたをあけてみれば、中学生誰ひとりコートを着ない。ブレザーだからジャケットの上に着るのが嫌なのかはわからないけど、どんなに寒くても、マフラーと手袋でなんとかしちゃう。娘に何度すすめても「だって誰も着てないし」「あとかけるところがない」 …おい、学校側の問題大きいよ?? 結局、膝までかくれるタイプの長いコートをかけておける場所がないという理由で納得し(ボロボロになっちゃうからね)もうほうっておくことにした。娘はすでに160センチ、これからぐんぐんめっちゃ伸びるかはわからないけど、体型がそれほど変わらなければプライベートでも着られるだろうし品質も良いからとりあえずステイで良いか。高校にあがった時にも着れたらいいけどね〜〜、近所のJKもコート着てないしミニスカだったわ。若さってすごい。

私は中学から私立の女子校でセーラーだったから、制服のコートもあつらえてもらって秋からコート着て登校していた。それがスタンダードだと思っていたけど、そういうものなのね。けして「おしゃれのため」でもない気がしているのだが、思春期ガールたちの気持ちはわからない…。これ以上風邪ひいたりしませんように。来週は学期末テストなんだから。

雪の思い出というものが、ひとそれぞれあると思う。私は娘が2歳の誕生日を迎える前日に大雪が降り、当日は道路が見えないほど深く積もったことが覚えている。しかもその時、駅前の個人経営のケーキ屋さんに誕生日ケーキを予約していて、とりにいかねばならなかったのだ。バスなどの交通機関も麻痺していたので仕方なく、私はブーツを履いて1時間ほどかかる道を徒歩で往復した。天気は良かったし、娘も喜んでくれたので良い思い出。それから自分が成人式の時。大雪となった仙台で。会場に行ったものの地元を離れて中学に進学したこともあり、(そしてあまり仲良しの友達がいなかった…)完全ぼっちになってしまい私は大雪を理由に式には出ず、すぐに父に車で迎えにきてもらったのだった。あれは惨めだったな。なので、私は大人になればなるほど、「雪の思い出」を良きものに塗り替えてきているといっても過言ではない。そうだ、娘が生まれるもっと前、夫と二人で久しぶりの雪が嬉しくて、舞い落ちる雪の中を散歩したこともあったな。そういう小さな思い出をだいじにして、嫌な思い出は忘れたいと思う。