木炭ブラシで描きました。「鴉と青年」

遠く離れた北の地からの第一報

今朝、目を覚ましたら北海道は道央に在住している友達からメールが来ていることに気が付いた。昨日眠る前にメールしていたのに、どうしたのかな~と思ったら、

「北海道、地震で停電したからしばらくスマホ使えない。先にいっとく」

ぼんやりしながら「北海道 地震」で検索して出てきたニュースにびっくりして飛び起きました。幸い、友達は道央に住んでおり電気以外は大丈夫とのことでして。とりあえず連絡は落ち着いたらでいいから身の安全を第一に、と返信した。

昼間、仕事中も気が気じゃなかったが夕方、その子は職場の系列のところで復旧作業に出ているとの連絡あり。車で充電できるやつを購入してスマホが使えるから‥と安全を知らせてくれたのです。北海道で生まれ育ったその人は、地震の経験がほとんどないという。そういうエリアなんだそうで、どうしたらいいかわからない状態だったらしい。

これだけ地震にあってる自分だって、きっとすぐには動けないだろうからよっぽどだと思います。取り急ぎ、東日本大震災の時に仙台の実家にいた自分ができる最大限のことと思い、箇条書きでもろもろ伝えた。

    ・ブレーカーを落としておくこと
    ・コンセントを抜いておくこと
    ・水の確保
    ・冷蔵庫はしばらく開けないこと
    ・ペットボトルでランタンがつくれること(夜間必須)
    ・災害時トイレを流すときはためた水をタンクのほうに入れること…

ペットボトルランタン、これはすごくいいと思う。

実際に友達も、日が暮れてから活用してくれたようでした。そして現在(7日(金)に日付が変わりました)は友達の住んでいるエリアは無事に電気も復旧したようで、疲れたから寝る~だそうです。お疲れ様だ~!

完全に、他人事ではない!

先日9月1日が「防災の日」で、WEBコンテンツの制作会社に勤めている自分はさまざまな媒体で防災の日について記事を書きました。それでも、備えが全然足りないなと実感した今回。数日前の台風21号でもそうだけど、自然のパワーはすごい。なすすべもない。とくに小さいこどものいる我が家は定期的にチェックしておかないといけないなと思いました。

実際、南海トラフや首都直下型、富士山噴火が数年以内におこるとも言われているわけですからね…。防災意識を高めておこうと思いました。

先日、娘の通う小学校でも防災訓練があり、引き取り訓練に参加したばかり。その時は暑かったし「だるい行事だぜ」と思ってしまったけれど、もし万が一そんなことがあったら「あの経路で引き取りにいくんだな」って今、頭にあるから。訓練して身体が覚えておくっていうのはとっさのときに大切だなと思います。

東日本大震災の時…出産直後でした

東日本大震災の時は、一カ月前くらいに娘を出産したところでした。退院して実家で暮らしていた。沿岸部ではなかったけれど、やはり被害は大きくて。実家の一軒家で在宅避難をしました。電気はたしか翌日の夜くらいには復旧したかな。その時まだ健在だった父も頑張って雪のなか並んで食料確保してくれた。家族が手分けしてくれた。それでも母乳が出なくなって、粉ミルクをいやがる娘のためにわたしに栄養や水分を優先して提供してくれた家族やご近所のみなさんには感謝しかないです。

灯りがともった瞬間。
そして水が出た瞬間、ガスが使えるようになった瞬間。
「これでなんとか生きられる」と思ったなぁ、と、その時のことを思い出していました。

全戸に一刻も早く、灯りがともりますように。