大阪Nano Galleyさんで開催された、ゆうきたまさん主催の「女装男子展」会期が6月末で終了しました。ギャラリーまで足をお運びいただいた皆様、ありがとうございました!遠方ということもあり、直接足を運ぶうことはかなわなかったのですが、ツイッターで流れる報告などを拝見するに、女装という新しい扉を開いた方も少なからずいらっしゃったようでしたね~!

タグで拝見していたところ、女装をしてみた写真をあげていらっしゃるかたもいて…大変かわいらしい仕上がりで「女装って…魔法かな」と思った次第です。

主催のゆうきさん!一般公募していないにもかかわらず、参加したい想いを受け止めてくださりありがとうございましたーーー!

というわけで、制作風景は今までもご覧いただいていたのですが、展示いただいた様子のお写真をゆうきたまさんが提供してくだったので、ありがたくサイトにも掲載させていただきます。なにからなにまでありがとうございます!

作品「女装男子」

作品名「女装男子」

今回、出展するにあたって初めてキャンバスにアクリルで描いた作品です。男子高生の創作キャラ・檎(きん)くんが女装した姿として描きました。

女装趣味があるわけではない檎が女装をするのは、好きになってしまった異性愛者の男の子を振り向かせるため。「女の子になりたい」気持ちでする女装とは違う、心も性癖も性趣向もすべてにおいて「男の子」の彼の中に咲いた恋慕。覚悟であったり、その強さを表現したかったので、色は原色に近い鮮やかなものでまとめました。

描いている途中でさまざまな迷いが生じましたが、いわゆる「かわいい」女装青年ではない妖しい華やかさや強さは洗わせていたらいいなぁ。

作品「果実」

1枚目に描いた檎くんと同一人物です。女装することで自分を見つめ、徐々に色気や儚さ脆さ、弱い部分も現れてくる。もし「彼」が振り向いてくれたら、この恋が成就したとしたら花開く…であろう、妖艶な魅力を表現したくて描きました。熟れた果実。「林檎」からとった檎(きん)という名前がしっくりくるといいのだけど、手探りのまま描いたので会期が終了した今も少し、ふわふわしたかんじ。また女装がテーマの展示に出る機会があったらもっと設定を深めて育てていけたらいいなと思います。

展示のことなど

思い出を少し…。ちょうど搬入のために発送したタイミングが大阪G20サミット直前だったこともあり、荷物が届かない~~!というトラブルありました。その際はゆうきさんにもNanoさんにもご迷惑をおかけしました…。不可抗力であったとはいえ…事前に送り状ナンバーを連絡しておくとか、すればよかった。手落ちでした‥。

今回、グッズも置いていただきました。アクリルキーホルダーが完全に親ばかで自分がつくりたくてちょっとだけつくって自己満足するアレでしたが、お手にとっていただいたみなさまありがとうございました!

個人的に「やっぱりキャンバスで描くのいいな」って確信めいたものがあり、展示にはできるだけアナログで作品を持っていく!!と実感いたしました。世界で1枚の一点ものであるという魅力、そしてデジタルのように描きなおしたり色味調整ができないという不自由な制限の中での創作は結構な快感。すっかりハマってしまいました。

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「女装男子展」@Nano Gallery

【期間】2019年6月24日(月)~6月30日(日) 14:00-19:00 (最終日14:00-17:00)
【場所】Nano Gallery