実家仙台に3年ぶりの帰省をしてきました。年末年始や祝日などは混雑するしもともと避けていたこともありますが、コロナ禍で長距離の移動や実家まわりのみなさんに、もし気づかないうちにウイルスを持って行ってしまったらと思うと踏み切れず、この3年間、数えるほどしかバス・電車さえも利用してこなかった我が家です。実家近くに住んでいる実兄からは「そろそろ」と何度も声をかけてもらっていたけれど、地方より関東近県のほうが感染リスク高かったしね。

そして冒頭に書いた「特別なタイミング」を避けると普通の週末がよかろう、とずっとタイミングをはかっていたものの、移動含めると一泊しかできないのはなあ…と、なんとか「金曜日の半休をとって夜の便で行く」作戦をたててました。私の仕事は、納品までの数多の工程のなかのひとつであり、それが複数あるため、影響なく「不在」をつくるのが困難。なんとか半月前から各所に根回しをしてやっともぎ取った半休~~~!で、娘を連れて帰省することができました。よかったよかった。ずっと母に会いたいと思ってたからね。

夜の新幹線。東京駅は大混雑。切符を取るときにあっというまに埋まったので知っている。学生は春休みだし、卒業式を終えたりして帰省・旅行する若者も多い。「普通の土日」じゃないんだよね。でもギリギリ二人席を確保できていたので、とくに不便を感じることなく向かうことができました。到着して地下鉄に乗ろうとしたら声をかけられて、変な人がいる!?と思ったら、新幹線で通勤している兄がちょうど帰るところに遭遇したのでした。娘と二人でびっくりした(笑)3年ぶりの兄はとくに変わらず。一緒に地下鉄乗ったのも久しぶりだった。バスの本数が少なくなっているということで義姉が車で迎えにきてくれて…ありがたや。彼らも忙しいところ時間と手間をかけてくださった。ありがたや。甥っ子も元気でよかった。父にお線香もあげられた。

土曜日にはランチをファミレスで、ディナーには焼肉屋さんを予約してくれておいしい牛たんたくさん食べた。ごちそうになった!実母と実兄と義姉、甥っ子、娘とわたし。6人で外でちょっと野球ごっこをしてみたり。楽しかったなあ。久しぶりに人と会って話して、自分以外の人生に触れた。

実母とは色々な話をした。
母を見ていると、将来の自分を見ている気分になる。でも母は社交的だから良いものの、私はコミュ障だからひとりひっそりと生きることになるかもしれないなあー。と、思い、家族とも今つきあってくれている友達とも仲良くしようと改めて思うなどした。「育児」をしているとその関係で人とかかわることはやっぱり増えるんだけど、どうも私はそれを「継続」するのが好ましく思えない。昔からそうで、同窓会など1ミリも興味がない。過去は過去として振り返らないところがある。この先の未来の自分自身とかかわってくれる人に出会っていかねばなあ。(子育てだと子どもがメインだから「ママ友」から一歩先のつきあいができないと継続したいと思えないのだよな)

そうそう、実家で私の「卒業アルバム」を見た。娘が見たいと言っていたので、小学校から短期大学までのをね。すげー懐かしいことばかりが胸を去来した。良いことばかりではない。つくづく自分はずっとずっと陰キャだったなあと感じたし、その中でもまあまあ楽しく大人になれたほうではないかと思った。人生を振り返る機会にもなった。そして「今が一番幸せだな」とも思った。これは常にそう。陰キャコミュ障の自分が、それでも幸せなのは「今が一番」と思える性格だからだな。

なにはともあれ、良き帰省ができました。次は娘の入学式!こうしてイベントごとをひとつひとつこなしていくうちに歳をとっていくんだなあ。人生とはこういうものか。