【日記メモ】AIの話をしよう
みなさんはAI、活用していますか?私は仕事ではAIを活用していて、すごいなChat GPTって!となっております。会社のえらいひとたちからも、時代はAIだ!どんどん活用して効率化していこうと言われております。たしかに、自分の脳稼働の範囲は軽く超える。とくにお世話になっているのはアイデア出し。悩んだ時に相談してよきアイデアを出してもらっています。
「絵を描く人にとって生成AIってどうなの」と、社内でも質問をもらいます。SNSなんかではAIイラストと銘打って数々のイラストが流れてくる。そのクオリティもものすごく上がっていますね。
私が問題だと思っている点は以下。
1:生成AIだと言わずにさも自分がゼロからつくったかのように出すこと
これは詐欺にあたりますね。自分でいちから作っているよ、という顔をして、AIが作ったものをそのまま手を加えずに世にだして収益を得るのは問題だと思います。逆に、「AIイラスト」としてタグなどをつけて出して趣味の範囲なら良いのではないだろうか。AIイラスト自体は見るのは嫌いではない。可能性を感じるし、自分が表現できないことを見せてくれると「なるほどここはこう見せると良いのか」と学びに繋がる。
2:AIイラストもひとつのアートであると銘打つこと
アートではあるんだけど、それは「プロンプトの卓越」であり、「描く技術」ではないことを忘れてはいけない。例えるなら、代理店。下請け企業があげてきた制作物を「私が考えました!」て出すのは良くないでしょう。えーと、そういう業界にいるので結構よくあってムッとする。「いや私が出したアイデアだし私とデザイナーが頑張って形にしたものなのに、エンドに出す時にさも自分の手を動かしてつくりあげましたみたいに出すのってどうなの」と何度か思ったことがあります(笑)
SNSでよくトレス疑惑で言及しているのを見かけますが、それよりもだいぶ悪質だなと。1の「隠す」とはまた違う、「AIイラストもアートだから私が描いたようなものだ」っていうのはどうかと。アートはアートだけどあなたは技術者ではないよと思うわけです。あくまであなたはイメージを言語化できただけで描いたわけではない、ということを忘れてはいけない。
3:頼りすぎると自分で考えられなくなること
これを実は一番危惧している。とっても活用しているけれど、気がつけばAIのアシスタントがないとアイデアが浮かばなくなってきている。何事も相談してしまう。制作マンとしては「脳が退化してしまうのではないか」という危険を感じます。便利になる=自分ではやらなくなる=できなくなる というのはとっても危険。だから丸投げはするまい、と改めて思うのでした。
まとめ:人間の役割とは
まとめというか結論。これは仕事の上でも公言したことなんですが、役割が違うのだと思う。AIはあくまで「初期アイデアを出す」役割に留めたい。それをヒントとして人間が練り上げていきブラッシュアップしていくのだ。それは表現の微調整だったり、それを「どういう場面で使うか」を考えたり。人間じゃないと判断できない機微が必ずあると思う。
「こんなのAIに任せて」などと言う人がいる。結構いる。しかし、職人の技術を模倣することはできても、AIは職人にはなれないと思うよ。「方法」は教えてくれても、手を動かして判断するのは人間だと思うよ。
余談:漫画。昔はアナログでスクリーントーンを原稿用紙に貼る作業があった。今はデジタルでツールを使って貼ることができる。次はAIで言葉で指示すれば適切なところに効果的にトーンを貼ってくれるようになるんだろうね。
便利だけど、画一的なものにはなるだろう。そこでただ「便利だな」にはなりたくなくて、「いやいや、AIさんよ。私はここにこんな効果を入れるのはイマイチだと思うんだけど!?」っていうコミュニケーションがしたい。それを重ねていって「自分と同じ判断基準をもつAI」を育てていく…っていうのはすごく良いと思う。
「この子は私が育てた(マンガの)アシスタントなんだよね」って言えたら良い。人間のアシスタントさんも雇う。AIが「この作者(マスター)の作品はこうだよ」と教えてくれる。ただし作者も進化して「最近はこうしたいんだよね」ってどんどんAIもカスタムされていく、…ってなったら良いよね、手を動かすことができないくらい年老いたりしても、指示さえできたら描いてくれるようになったり…もしかしたらそれが、職人の夢かもしれないと思った。
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