先日、お友達の誕生日でした。年に何度かだけLINEでやりとりをしている20年来のお友達です。お誕生日おめでとうのLINEメッセージを送ったらいくつかやりとりがあり「私をイメージしたイラストを描いてほしい」とリクエストを貰いました。彼女は完全に「普通の」人で、クリエイティブなことはしていないのですが、私がイラストを描くことは昔から知っていて見てくれていて、ぜひお願いしたいということだったので、それはもう、誕生日プレゼントとして気合いいれて描きますとも!!!!! と情熱を込めて描いたのがこちらの作品です。

正直言って、似てると思う。昔からある彼女の固定イメージをそのまま描いたかんじです。早速お送りしたらとても喜んでくださり、インスタグラムのアイコンにもしてくれるというので私はヨロコビ勇んでネットプリントに登録して、よろしければ出力してくださいとお伝えした。すっごく喜んでくださった~~!絵描き冥利に尽きる出来事だったので記録のために書きたくなりました。メディアに掲載しても全然いいよと言ってくれたので遠慮なく~。

思い出を語る

彼女はひとつ年上で、私が「今までも多分これから先も、彼女以上に女性らしい女性には出会えないだろうな」と思うほど、女性として魅力的。結婚して関東に出てきてから最初に出会った人なんですが、(未確認だけどもおそらく)良家のお嬢様。20代前半の時分でお見合いをされていたり、そして立ち居振る舞いに隙がない。幼い頃からバレエをしていることもあり、ボディラインもすみからすみまで「美しい」。所作が美しい。私はがさつな人間なので、出会った時「まさかそんな人がいるわけない、きっと人前以外では小汚い恰好だってするだろう」と思っていたんですが、何年も親しくするうちにまったくブレがない、裏表もないことに衝撃を受けました。

ご自宅でも「掃除が苦手で」なんて言いながら部屋の中はふわふわキラキラとしたものが飾られていてキレイ。毛玉のついた衣服とか、パジャマかわりにジャージを着るとかない。「女の子なので可愛くしていたい」と言う言葉通りすべてがかわいかった。紆余曲折あり今はウェディングプランナーをされているけど、その華やかな業界がとっても似合う。ドレスのファッションショーなんかがある時にたまに写真を送ってくれたりするんだけども、同じく四十路になっているのに変わらず美しくその業界が似合う女性。それでいてめちゃめちゃ芯がしっかりしてるので、かっこいいんですよ。

同じ関東住まいとはいえかなり離れているのと、生き方そもそもがまったく違くなってしまったのできっとこの先もこうして遠くからお互いを応援するようなかかわり方なんだろうけど、それでいいと思えます。「かわいいおばあちゃん」になるのが夢だと言っていたので、もう少し歳を重ねてからまたのんびり一緒に過ごすようなことがあってもいい。人生はまだ続くのでね。

最近、自分のクリエイティブについて向き合う機会が何度かあり、悩んでいた部分があります。でも、こうして単純に自分のうみだしたもので喜んでくれるんだ~ってことが実感できたので、まだまだ描いて創っていこうと思えました。