昨日ご紹介したように、「女装男子展」の出展作品はほぼ完成しており、印刷物があがったら発送準備をしようと待ち構えているところなのですが、まだ自分の中でもう少し今回のモデルのキャラクター性を確立しようともがいているところです。(こういうところ、こだわりが強くてw)

というわけで、キャラ考察をぐだぐだとやります。ご興味ある方はご覧ください。

──男子高校生、女装癖は、ない。

以下、女装男子展 キャラクター考察です。

女装男子展

※このイラストは出展作品ではありません

モデルとしてデザインした男の子は、男子高校生。
名前は「檎(きん)」。もともと檎(きん)に女装癖があるわけではない。

彼には幼馴染の男友達がいる。
小学校からの付き合いですっかり慣れ合っている関係であったが、ある日、男友達に「好きな女の子」ができた。物語はそこから始まります。

(後日、もっと掘り下げた設定をおみせできたらいいな…)

女装とセクシュアリティの関係

いち腐女子であることは公言しているのでなんですが、最初に女装をテーマにと考えた時、いわゆるボーイズラブ大前提ではありませんでした。世間的には女装男子は同性愛者というイメージがつよいとは思うのですが、実際、セクシュアリティはとても細かく分けられています。

今回は、最初にピンときたイメージが「女装癖ではないけど必要に駆られて女装することを選んだ男子」だったので、そのきっかけについて考えるにつれて同性愛につながっただけでありまして。

セクシュアリティ(性自認)と性対象(恋愛対象、でもよし)をごちゃまぜにしてはいけません。

この場合、檎(きん)はセクシュアリティは正真正銘・男であり、性対象は同性で、「女装」はあとからついてきた手段。
男性のからだでセクシュアリティは女性で、性対象が男性で、女装をしたり、のちのちに性転換を考える男性もいるわけだし、同じように男性のからだをもって生まれてセクシュアリティが女性でも、性対象が女性ってことがあるわけですよね。

私は勉強したわけではないので深いことは言えませんが、外見からだけではわからない、生きる上でのドラマが誰しもあるわけです。
その不安定さや神秘的な美しさが表現できたらいいなと思っております。

「女装男子展」@Nano Gallery

【期間】2019年6月24日(月)~6月30日(日) 14:00-19:00 (最終日14:00-17:00)
【場所】Nano Gallery