6月が近づいてきましたので、「女装男子展」の制作風景をお届けします。
※女装男子展詳細についてはこちらをご覧ください
今回のモデルの設定についてはもう少し近くなってから語るとして…(色々設定を妄想してるんですが、それをどう表現する悩んでいる次第‥)ひとまずは単純に制作のようすをお届けしたいと思います!

アクリル・ガッシュと仲良くなりたい


今までさまざまな画材を使っていました。デジタルで描くほうが圧倒的に多かったのですが、デジタルだとどうしても小さい作品にまとまってしまうことや、「1点もの」としての価値が欲しいな~という気持ちがあり、ギャラリーでの展示作品はできるだけアナログで制作しようと決めたわたくし。絵墨や水彩が好きで使っていたのですが、いまひとつ厚さに欠ける…というわけで、以前から好きな色だけ単品で集めていたアクリル・ガッシュを思い切って基本色を購入しました。やる気です。

色塗りはチャレンジとして、事前に水彩で何枚も描いて塗って、自分の感覚を調整したんですよ…

(日の目を見ない女装男子絵)

さらにはF6サイズの布貼りキャンバスも購入。イーゼルがなくて塗りの作業が大変でしたがなんとかテーブルに広げて作業することができました。結論から言うと、アクリル・ガッシュは面白い。難しいけど、面白い。描くたびに発見があるので楽しいですよ。ちゃんとジェッソも取り寄せたので、キャンバスにジェッソ(地塗り剤)を塗りました。本来なら乾かしてヤスリかけるんですが、私はジェッソと筆で塗ったときの塗りすじ?の質感が好きなのでヤスリをかけずに凸凹のまま制作することにしました。

1作目「まぶしいきみと」(仮)

今回はF6で2作品は出したいと思っています。そのうちのひとつ。夏が近づいているので、眩しい光の中で華やかにセーラー服を着こなす姿。をイメージして描いています。とにかく作った色を塗る、塗る、という行為に夢中になってるようす。

慣れていないアクリル・ガッシュの色みに翻弄され…そして塗り込んでいくしかない、そんなかんじで塗っているうちにだいぶ変化していくのがまた、楽しいです。

後日解説しますが、モデルの要素として「雄みの強い顔だちで女装」を意識していたので、この段階では結構、おとこ!てかんじにしてたんですが、セーラー服を塗りこんでいくうちに「女装することで色気が醸し出される」演出もいいなと思い、後半で目に色気を加えて少し女性っぽく描きいれました。

仕上がりのようすはまた今度、公開します。できれば関西方面のみなさんは、ギャラリーに直接足を運んでいただけると嬉しいですー!次回は2作目についてお届けしますね。

「女装男子展」@Nano Gallery

【期間】2019年6月24日(月)~6月30日(日) 14:00-19:00 (最終日14:00-17:00)
【場所】Nano Gallery