先の事件を受けて、夫婦で対策を練った結果のツール導入です。取り入れるまで「結局どうなの?」と思っていましたので何回かにわけてレポートします。

実録・小学生の多い地域の防犯事情

防犯としては、小学校から支給されているデフォルト装備(ランドセルに入学する時点で誰もが装着することを義務付けられている)で、防犯ベルがあります。昨年入学時は「まぁ学校側もこういうのは全国的にやらないといけないものなんだろう」程度に捉えていたんです。イマドキはそういうのもあるんだろう、自分の子ども時代には防犯ベルなんてなかったけどね~と思いました。

が、これで、違うのです。必要な装備だったことをあとから思い知りました。

まだうちの娘が防犯ベルにお世話になることはない(迷子になっただけで事なきを得たから)わけですが、実は、小学校からたびたび、不審者情報のメールが届くのです。すっごいびっくりしましたよ。一見平和な、どこにでもある平均的な住宅地。子どもが多い地域で保育園は激戦区。幼稚園は立派な園があり、8割くらいはそこに通うかんじです。

子どもがたくさんいるということは、守ってくれる大人も多いはず。なので安全だと思い込んでいました。入学時にメールアドレスを登録する時も、例えば台風とか天候がアレなときとか運動会の時とかに連絡がくるだけのものだと思い込んでいたのです。

入学のムードが落ち着いた5月くらいからかなぁ、週1くらいのペースで不審者情報のメールが届くようになりました。すっごいびびりました。例えばこんなかんじです。

昨日、18時頃、XX公園の近くでわが校の3年生が見知らぬ老人に声をかけられ、小学校に逃げ込むといったことがありました。遅く時間に外を歩かせるのは控えましょう

こんなかんじのが、シーズンに偏りはあるものの、一年間頻発していました。防犯ベルだけじゃ防げないんじゃないかなぁ、例えば逃げている最中に電話できて「ママ~!変な人が追いかけてくるよ!」なんて言われたら、サーチで位置を確認しておまわりさんに連絡しながらかけつけるとかできるじゃないですか。それに、最悪、誘拐などがあった場合もアタリを付けることができると思います。

キッズケータイを手に入れた

そんなわけで、どれくらい役立つかは分からないながらも、例えば今回のように迷子になった時は少なくとも役に立つ!!ということから、キッズケータイを入手しました。うちはdocomo家庭なのでドコモのキッズケータイです。
とはいえ、入学時に学校から言われているのは「携帯電話を持たせる必要はありません」というもの。確かに小学生から携帯電話を使わせるとは何事だ、家庭の格差もあるだろうしきっとおおっぴらにOKは出さないのだろうと納得はしています。

娘には、

    ・おもちゃではない
    ・見せびらかさない
    ・学校の中では出さない
    ・学校を出てからの帰り道でだけ使う

というようなことを言い聞かせました。こういう時に、「怒られるから」という教え方は正しくないことは理解してはいますが、一番守らせる手段として適当なのはそれで、確かに許されてはいないのだから嘘ではない。必要な時にだけ使うようにたびたび言い聞かせています。

が、やはり親の思い通りにはいかないのが育児ですね。キッズケータイについて少し続けます。